先日、

あこがれの人に会えた日 その1
あこがれの人に会えた日 その2 で、
私の20数年来のあこがれの人
ピーター・セテラに会えた時のことを
書きましたが、

この話、
ちょっとした、不思議な後日談があるのです・・・・・・・・

ピーター・セテラにプレゼントを手渡しできた
Cotton Clubでのライブの数日後、
「ほんとにすごいラッキーだったよ」
とかなんとか
うちの母に電話で話していると、
母が突然、

「あ~~~っ!!
 思い出した!!!」

と、素っ頓狂な声をあげたのです。

何かと思えば、
「先週、こんな夢見たの思い出した。」
と。

その夢とは・・・・・

   スーツを着た初老の外人の男性が立っていて、
   さおり(私です)が
   ものすごく嬉しそうな顔をして
   その人に駆け寄っていった。
   その二人の回りに
   パイプ椅子がグルッと囲むように置いてあって、
   自分達家族が座って
   二人の様子を眺めていた。
   その家族の中に
   亡くなったおじいちゃん(母の父)もいて、
   にこにこして二人を見ていた。

「初老の外人の男性」?
そんでもって、
おじいちゃんが??

・・・・・・・うちの母は何を見た???

母が
「夢に出てきた人の顔なんて
 いつも覚えちゃいないんだけど、
 この外人さんの顔ははっきり覚えてるわ。」
と言うので、

「ネットでさ、
 『ピーター・セテラ』って検索してみてよ、
 写真出てくるからさ。
 結果教えてよ。」
と言って、電話を切りました。

しばらくして、母から電話が。
「・・・間違いない、あの人だわ。」

夢に出てきた外人さんと
ピーター・セテラ、
同じだったようです。

そして、おじいちゃん。

母方の祖父は
私が最初の子を妊娠する半年ほど前に
亡くなりました。
自分の妻(私の母方の祖母)が亡くなって
ちょうど1カ月後に生まれた初孫の私を
とてもかわいがってくれ、
亡くなる前の入院中、意識がない中で、
私の名前を呼んでいたと聞きました。

最初の子、娘がおなかにいる間、
時々、おじいちゃんが夢に出てきました。
何をするわけでなく、
何を話すわけでなく、
ただ、そのへんにいるだけなんですけど。

娘は
予定日2週間前の検診の日に
心拍数が急激に下がったのがたまたまわかり、
そのまま緊急帝王切開で生まれました。
へその緒がギリギリにねじれ、
普通に出産していたら危なかったかも、と
後で言われました。

そして、
娘が無事に生まれた後、
おじいちゃんはふっつりと夢に出てこなくなりました。
漠然と、
「おじいちゃんが守ってくれてたのかな・・・・・」
と思っていました。

母の夢の話を聴いて、
 
  おじいちゃんだったんだ。
  おじいちゃんが見ててくれたんだ。
  おじいちゃんが助けてくれたんだ。

・・・・・・そう思いました。

ピーター・セテラのピの字も知らないはずの
おじいちゃんが
私がピーターに会えるように
プレゼントを手渡しできるように
助けてくれたのかも・・・・・・
そう思うと、
その不思議さにちょっと身震いがして、
そして、泣けてきました。

いまだに
おじいちゃんは
私を守ってくれている
、と・・・・・・。

私は、
おじいちゃんの生前に
何かしてあげられたという記憶がなく、
いつも申し訳なく思ってきました。
それでも、
私のおなかの中の娘が危険な状態だった時、
私が20数年来のあこがれの人に会いに行った時、
守ってくれて、助けてくれた
おじいちゃん。

おじいちゃんへのせめてものお礼に、
これからも
ちゃんと生きていかなきゃって、
この時に思いました。

私も、
おじいちゃんのように
大切な人達を
守れるようになりたいなあ。

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