クライアントさんが教えてくださった本です。

母という病 [ 岡田尊司 ]

『母親との関係は、
 単に母親一人との関係に終わらない。
 他のすべての対人関係や恋愛、子育て、
 うつや依存症などの精神的な問題の要因となる。

 「母という病」を知って、それに向き合い、 
 克服することが、
 不幸の根を立ち切り、
 実り多い人生を手に入れる近道である。』

              (裏表紙から引用)

一個人として
またホメオパスとして
いろいろな方達とお話していて、
いつも思うのは、

母親との関係の問題を抱えている方達が
とても多い
ということ。

そして
私もまぎれもなく
その一人であ
ということ。

私がホメオパシーという療法にたどり着いたのは、
子供達の健康問題のためだけではなく
自分自身の精神的な問題、
それも
その問題が母親との関係に根っこがあると
薄々気が付き、
それをなんとかして解決したいと願ったからでしょう。

自分の子供達、
特に娘に
同じ問題を受け継がせないためにも。

程度の差こそあれ
母親との関係に問題があると
自分で感じている方は、
この本を読むことで
問題の成り立ちや自分自身の感情を
より理解できるんじゃないかと思います。

そして
自分の抱える問題や
持ち続けてきた複雑で葛藤に等しい感情が
恥ずべきものでも間違ったものでもなく、
自分が真の意味で自由になる、
自立していくための過程であることがわかって
勇気が出るのではないかと
私は思うのです・・・・・・

そうやって
問題の根源や自分の本当の感情に「気づく」ことで、
自分自身がかかった【母という病】を癒し、
そして
次の世代に同じ病を渡すこともなくなるでしょう。

今、子育て真っ最中の母親の皆さんは
気づきの早い方達です。
その親の世代より
はるかに上のレベルのことに気づいている
方達が多いです。
それゆえに
抱えている苦しみも強いのではないかと感じるのです。

ぜひ、読んでみてください。
読むのがつらいページもあるかもしれませんが、
必ず、新たな気づきがあり、
もうここから動けない」と思っていた今の立ち位置から
一歩も二歩も前に進む力に
なる
でしょう。

この本の中での子供を病にかからせた母親の世代の方達も
読んでみると、
自分が生み出した「母という病」の根源はなんなのか、
子供達にどういう態度を取ってきたのか、
今まで自分で気づかなかった自分自身の問題を
発見したり理解したりできるかもしれませんね。

そのためには、

言い訳したり誤魔化したりせず
母親としての
自分自身をしっかりと振り返る、
自分自身の内面を目をそらさずに見つめる。
その覚悟が必要、ですけどね。

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