13年前のちょうど今頃でした。
(訂正:12年前でしたわ)
イギリスに住んで、2回目のクリスマス・シーズン。
住んでいたBathの地元の合唱団に入っていたダンナが
Bath Abbey(バース寺院:寺院と言っても、教会ですね)の
クリスマス・サービスで歌うとのことで、
私と小さい子供達2人、
イギリスの友人一家と聴きに行ってきました。
クリスマス・サービスでの歌声は
とっても美しかったのですが、
2歳の息子は
石造りの床に這いつくばって遊んでるし、
5歳の娘と、その友達の6歳のエリオットは
退屈しきって
木製のベンチで長々寝そべってダラリンとしてるし、
気になって、なんだか、おちおち聴いてられなかったのでした。
なので、
歌声の詳しい記憶があんまりない・・・・・
日が暮れるのが早い冬のイギリス、
クリスマス・サービスが始まった夕方の時点で
もう外は薄暗かったのですが、
終わって外に出ると、
既に真っ暗けっけ。
その中で、
お店の立ち並ぶ近くの通りで
やたら気を吐くサンタさん。
↓
とはいえ、
昼間は観光客でいっぱいの
バース寺院の前の広場は
ほぼ照明もなく、
ほぼ真っ暗で誰もいません。
・・・・・誰もいないはずなのに、
夜の空気に響くような、細い細い笛の音が聞こえてきて、
ギョッとして目を凝らすと、
暗い広場の真ん中で、
初老とおぼしき男性が
小さな横笛を吹いていました。
たったひとりで。
寺院から出てきて話していた私達一家と友達一家以外は
ほぼ誰もいない、暗い広場。
誰が聞いているのか
気にもしないような感じで、
私の知らない曲を
細い音で奏でる髭のおじさん。
笛の音色が
バース寺院とローマの遺跡に囲まれた広場に
立ち上るかのように
響いていました。
なんだか
怖いような、不思議なような気持ちで
笛吹きのおじさんを眺めていたら、
娘の友達が
トコトコとそのおじさんに近づいていき、
「こんばんは、
ぼくのなまえはエリオット!
おじさんのおなまえは?」
笛を吹くのを止めたおじさん、
エリオットと話し始めました。
そして、二人で握手を交わし、
エリオットは私達の方にニコニコ顔で戻ってきて、
おじさんは
何事もなかったかのように、
また、細い細い笛の音を奏で始めました。
昼間は観光客や大道芸人やミュージシャンが集まる
この広場で、
暗い夜、ひとりで笛を吹いていたおじさんの姿が
目に焼き付いています。
(なんとなく、写真は撮れませんでした・・・)
お金のためなら、
この広場でも、街の他の場所でも、
昼間に笛を吹く機会があったはず。
クリスマス・シーズンに
何か思うところ、感じるところがあって、
ああやってバース寺院の前で
たったひとりで、
まるで
暗い空の上の天に届かせようとするかのように
笛を吹いていた、
そんなふうに私には感じられました。
細くて、美しくて、
そして、孤独のトーンの混じった音色でした。
暗い空の下で
この世の音、この世の人ではないのかと思って、
一瞬、怖かったのだけど、
10年以上経った今でも、
あのおじさんの笛の音を
もう一度聴いてみたいな・・・・・と
思います。
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