私の相談会のクライアントの方達・
講座に参加してくださる方達は、
小さなお子さんがいらっしゃる方が多いのですが、

お母さん達とそのお子さん達をを見ていると、
少し(ずうっと??)前の自分と
うちの子供達のことを思い出します。

17年前にうちの娘が生まれて、
私が思ったこと、
今でも覚えてます。

『やばい。

この人間一人、
大人になるまで育て上げるなんて、

私には
ぜったいにできない。』

自分のことも持て余して
自分で自分の面倒も見られない人間の私が、
ど~~~やって、子供を育てりゃいいんだ

私の
試行錯誤の子育ての始まりでした。

迷走に次ぐ迷走の子育てのまま、
13年前には息子も生まれ、

迷走どころか、

身体的にも精神的にも
千鳥足状態に。

肩こり知らずだったのに
立派な慢性肩こり持ちになり、

子供がいない頃には予想もできなかった
思い通りにならない、手がかかる子供達に
激しくイライラして罵声を浴びせ、

子供達の性格がはっきりしてきたら、
自分の欠点(と思っていたもの)そのまんまを
子供達に見出して、
「わたしは、自分に似てない子供が欲しかったのに」
と、絶望し、

全く
笑えない時期がありました。

子供達の世話を
ただ機械的にやってるだけ。
食べさせて
幼稚園に連れて行って
小学校に送り出して
風呂に入れて
寝かせて。
ルーチンワークの繰り返し。

子供達が話しかけてきても、
うわの空。
いや、わざと、気づかないふり。

夜寝る前に、娘がじっと見つめてきて、
「ママ、大好き」
って言ってきたりした時、

息子のワガママにぶちキレて無視していたら、
息子がペタリと寄ってきて
「すきなの。ママが。」
と言ってきたりした時には、

『こんな母親が好きなのか、
この人達、ほんまに大丈夫かな・・・』

と、本気で思ったもんです。

自分に
人間なんて育てられない。
自分が育ってないのに、
まともな心を持ってないのに、
子育てなんてできない。

こんな親に育てられるこの子達は
不幸だ。

そう思って
子育てがつらくて、
笑うこともできず、
叫びだしたいのを我慢しているような日々でした。

今、
娘は17歳。
息子は秋に14歳。

二人とも
私がかつて予想していなかったような人間達に
勝手に育ちつつあり、

(「好きなの。ママが。」と言ってたはずの坊やは、
私が膝に手を置いただけで払いのけるように(苦笑)。)

月並みだけど、
「子育て」は「自分育て」だということを思い知った
この10年余りでした。

子供達が小さい時に
年長の方達からよく言われる、
「今が一番かわいい時よ~」

子供達が
親から距離を置いて一人立ちしつつある今なら
それが本当だって、わかります。
(今がかわいくないってわけじゃあないですぜ)

でも、子供達が小さい時の子育ての
あの閉塞感、
あのつらさ、
子供を通して自分を見る、あの苦しさ、

それは、確かに存在するんです。

かわいい、だけじゃすまないものが
確かに存在するんです。

そして、
自分だけがこんなにもダメな親なのだと思って
誰にもそのつらさ、苦しさを発信できない人が
たくさんいると思うのです。

子育てがつらいと思ったら、

大声で、そう叫んでください。

大声で、助けを求めてください。

発信してください。
それが、
親である自分、さらには子供達を救うことにもなるのです。

子育ての【正解】を押し付けたりせず
親子のそのままの姿をそのまま受け入れてくれる、
海に抱かれるようにホッとさせてくれる、
『Umiのいえ』のような場所もあります。

自分の子育てのつらさが
自分の育ち方に深く関係しているかも、
自分のインナーチャイルドが
子供達に向き合うことで刺激されているかもと思った時は、
私もホメオパスとして
子育てのつらさ、自分のインナーチャイルドを乗り越えることを
お手伝いできます。

子育てがつらいと思った時、

『つらい』、
そう言ってください。

言ったっていいんです。
責める人がいれば、無視すればいいんです。
子育てが楽しい、立派な親じゃなくってもいいんです。

子育ての状況は
みんな違います。
いろんな『つらい』があります。

お母さん達は
その『つらい』を自分だけで抱え込まず、
発信して
助けを求めてほしい。

かつて
そのつらさから笑うことも忘れた時期もあった私の
切なる願いです。

【追伸:今は、子供達よりバカ笑いして、
     つめた~い 目で見られております】

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