ナス科のレメディーっていえば
まず浮かぶのは・・・・・
Belladonna (ベラドンナ)
かな?
Bella donna
元々イタリア語で
「美しい女性」って意味ですね。
イギリスからイタリアに遊びに行った時
道を歩いていたら、
現地のイタリア人のおばあちゃん達が
うちの娘を見て
口々に、
「ベラ」
「ベラ」
「ベラ!」
うちの娘は妖怪ちゃうわ
って思ったけど、
「美人ね」
って言ってくれてたのね。
おばあちゃん達、ごめんなさいm(_ _)m
そんなBellla donnaですが、
ホメオパシーのレメディーのBelladonnaは
きれいなお姉さんから作られたんではなくて、
セイヨウハシリドコロという植物から
作られています。
英語では
Deadly Nightshade (デッドリー・ナイトシェイド)
Deadly = 致命的な、致死性の
Nightshade = ナス科の植物
・・・・・恐ろしい・・・・・
そう、
ナス属の植物って
毒性があるんですね。
(くどいようだけど、レメディーにはないのよ)
間違って
こういう植物を食べたりすると
幻覚や幻聴
頻脈
瞳孔散大
情動不安
異常興奮
などを起こすそうです。
したがって、
ホメオパシーのレメディーの中で
ナス科植物から作られたものは
こういう植物を食べた時の
中毒症状に似た症状に合うと思われます。
ナス科3兄(姉?)弟の皆さん~・・・・・なんちて。
ベラ子こと、Belladonna(ベラドンナ) : セイヨウハシリドコロ
= Deadly nightshade
ハイ夫こと、Hyoscyamus(ハイオサイマス) : ヒヨス
= Devil’s trumpet (悪魔のトランペット!!)
スト吉こと、 Stramonium(ストロモニューム) : チョウセンアサガオ
= Stinking nightshade (悪臭を放つナス科植物)
どちらかといえば
発狂系のレメディー達って
言われてますわね・・・・・
たとえば、
◎(視覚的な)幻覚 = hallucination (ハルシネーション)
◎幻聴 = auditory hallucination (オーディトリー・ハルシネーション)
耳の 幻覚
◎瞳孔散大 = dilated pupil (ダイレイティット・ピューピル)
散大した 瞳孔
◎せん妄、精神錯乱、異常な興奮 = delirium (ディリリウム)
高熱の時などに
こういった症状が起きた時、
ナス科のレメディーから
合うものを選ぶとよいですね。
ナス科の植物の特徴見てみると
なんだか
麻薬常習者のような様相も呈してきましたが、
実際に
ハシリドコロ、ヒヨス、チョウセンアサガオ等の
植物を組み合わせて、
こういう植物の向精神作用を利用して
麻酔薬としても使われてきたっていう
歴史もあるらしいですわ・・・・・
書いてるうちに
背筋が寒くなってきたけど、
焼きナス よ・・・・・・・
キミを食っても大丈夫か
(大丈夫でございます )