私には
「師」 「先生」と呼べる方達が何人かいますが、

その中で
(勝手に)『心の師』と呼んでいるのが、
イギリスでお世話になった
ホメオパスのリチャードさんです。

(ここで、ジャイアンの
 「心の友よぉ~~~~~!!」を思い出した。
 ちゃうんやけど。)

渡英して、
ホメオパシーがいったいどういう療法なのか
それもはっきりわからないまま、
藁をもつかむ思いで
子供達のために、自分のために、
受け始めたホメオパシーのセッション。

日本人で英語での説明もおぼつかない私を
リチャードさんはいつも暖かく見守り
話をじっくり聴いてくれました。

多弁な方ではなく、
アドバイスめいたこともほとんど言わない。
だけど、話をするたび、
私の中に
『この人には、話して大丈夫。
 この人は、私のことを理解してくれている。』

という感覚があったのです。

3年前の夏、
家族で7年ぶりにイギリスを訪問。

突然連絡したにもかかわらず、
リチャードさんはセッションの合間に時間を作って
会ってくれました。

懐かしい本家・Stillpointのホメオパス専用の部屋で、
クライアントとしてではなく会うのは初めて。

当時、ホメオパシーの学校の3年生だった私に
リチャードさんは、

「学校での勉強はどう?」

私は思いっきり苦笑いして、

「・・・・・もう3年目になるんですけど、
 私、未だにホメオパシーそのものの勉強してない気がして。

 むしろ、学校に入ってから
 自分自身を見つめなきゃいけないことが増えて、
 そっちの方が大変なんです。」

と話すと、

「同じだよ。
 学校に入って、僕も全く同じだった。」

と、リチャードさん。

なぜ彼がホメオパスになったのか、
ホメオパスとしての働き方はどうか、から
彼がスリランカで遭遇したインドネシアの大地震の大津波の話まで、
限られた時間の中でいろいろな話をしたのですが、

私は
どうしてもひとつ訊きたいことがあったのです。

「ホメオパスとしてやっていくにあたって、
 一番大切なことって、何だと思いますか?」

「どういう点で、かな?」

「人として、ですかね・・・」

すると、リチャードさんは、

「最初に君が
 自分自身を見つめるっていう話をしていたよね。

 自分自身を見つめること、知ること、理解すること。
 それが、クライアントと話をしていく、やりとりしていく中で
 相手に共感することにつながっていくんだよ。

 僕は、ホメオパシーのセッションをする上で、
 その共感するということが一番大切だと思う。
 共感することで、相手を理解できていくからね。」

そして、ちょっと笑みを浮かべて、

「正しいレメディーを選ぶのは、その次かな。」

イギリスに行って、リチャードさんに再会するまで、
学生として、すごく悩んでいました。

ホメオパシーの学校に入ったはいいけど、
予想していた以上に
ホメオパシーの勉強の難しさだけでなく
自分の自信のなさ、劣等感に直面し、
もうやめたい、早くやめたい、ホメオパスなんかになれるわけない、と
いつも思っていたんです。

学校の同期の皆さんの熱意や優秀さにも
まったくついていけない。
ものすごく卑屈になって、自分を責めて、嫉妬心さえありました。
そして、
そんな感情を抱いている自分がものすごく、ものすごく、嫌でした。

でも、
リチャードさんの言葉を聴いて、
初めて

「このままの自分でいいか・・・」

と思えたのです。

「今、自分は自分自身を知る、理解するっていう
 大事な過程にいるんだ。
 その過程が、必要なんだ。
 今持っている感情も、そのままでいいんだ。」


と、初めて思えたのです。
肩から荷が下りるような、ホッとしたような気持ちになりました。

そして、
初めてはっきりと思いました。

「私は、やっぱりホメオパスになりたい」 と。

あれからもいろんなことがあって、
いろんなことで葛藤して、
すんなりホメオパスになったわけではないです。
ホメオパスとして仕事をしていても
いろんなことがあり、いろんな気持ちを抱えることもあります。

でも、いつも心の中にあるのは、
あの時のリチャードさんの言葉。

『自分自身を知ること、見つめること、理解することが
 相手への共感につながる』


それは
ホメオパスとしてはもちろんのこと、
一人の人間として
家族や友人、その他の人達と共に生きていく上で
本当に相手を思い、理解しようするならば、
不可欠なことだと思っています。

特に、母親として子供に共感し理解しようとするには、
簡単ではないけれど、本当に本当に大切なことだと
常に自分に言い聞かせています。

自分自身を理解し、相手に共感すること。
それが自分の中でまだまだ発展途上であるがゆえに、
常に忘れまいと思うのです。
だから、カウンセリングを受けたり、講座に出たりして、
まず自分を知る、理解する努力をするのです。
それが、時に心の痛みを伴うものだとしても。

私はたぶん、
リチャードさんに出会ってなかったら
ホメオパシーそのものを続けられなかっただろうし、

そもそもホメオパシ―の学校に入ろうとも思わなかったでしょう。

約10年前に帰国してから
さらに「師」と呼べる方達に出会い、
ホメオパシーも、それ以外のことも学ばせていただいていますが、

リチャードさんは
ずっと私の中の『心の師』です。

またいつか再会して、ホメオパス同士として話がしたいな。
私の夢です
       

 
 

11月のホメオパシー講座のお知らせはこちら
  ↓

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Stillpoint Homoeopathy


黄色い花ホメオパシーを知ろう&活用しよう講座黄色い花



<11月の回のお知らせ>


この「ホメオパシーを知ろう&活用しよう講座」では



ホメオパシー初心者の方には、

「ホメオパシーはじめてガイド」という冊子を使って

ホメオパシーの基本的なお話をいたします。



そして、月ごとのテーマに沿って、

ホメオパシーのレメディーの実際の使い方を紹介したり、

体や心にまつわるお話をしていきます。

11月のテーマは

「おなかの不調のレメディー②・下痢と嘔吐
 (ロタ&ノロ・ウイルス対策)」
です。

もうすぐやってくる、嘔吐下痢症の季節。

つらい症状をホメオパシーで早く乗り切る方法についてお話いたします!

 



その後は、日頃の疑問を自由に訊いたり、

ホメオパシーのよもやま話をしたりできる

自由な時間です。

お弁当持参で、食べながらお話もOKですよ!



体や心に優しく自然な療法を探している方

ホメオパシーって一体どんなものなの?と思っている方

レメディーの使い方をもっと知りたい方

ホメオパシーについて訊いてみたいことがある方

体や心についてもっと知って考えてみたい方

一緒に学び、一緒にお話ししましょう!

お子様連れも大歓迎ですラブラブ




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○日時 : 11月17日(月) 午前10時から約3時間

○場所横浜・「Umiのいえ」にて 行き方はこちら をクリック

      ☆この会についてのお問い合わせは         

        藤田までお願いいたします。  

        Mail: こちら をクリック

        Tel: 070-6962-8275


○参加費 : ホメオパシーの基本的なお話からご参加 2000円

       月ごとのテーマのお話からご参加 1500円  

          当日にご持参ください

        (お菓子・お茶・配布プリント込み)

        
○お申込み方法 :
こちら をクリックしてお申込みください

    以下のご記入をお願いいたします

     クローバーお名前

     クローバーメールアドレス

     クローバー「ホメオパシーを知ろう&活用しよう講座」希望と記入

        *ホメオパシーの基本的なお話、月ごとのテーマのお話の

          どちらからご参加希望かもご記入ください

     クローバーお子様連れかどうか


     もしよろしければ、

     クローバー簡単なホメオパシー歴

       (例・全然知らない、ホームキットを使っている、

          相談会を受けたことがある、などなど)

     クローバー特にこれを訊いてみたい!ということがあれば



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ご参加お待ちしておりま~す音譜


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