1月末から始まった
我が家のインフルエンザ騒動、
今週に入ってから、やっとダンナが出勤して、
ようやく一段落してきました。

息子とダンナの熱の出方がものすごかったので、
正直に言って、私、ビビりました。
久しぶりに。

入れ替わりでガンガン熱を出した我が家の男性陣ふたりから
私や娘も感染している可能性もありましたので
(私は看病で、インフル患者に文字通り添い寝でしたから)、
クライアントさんやホメオパシー講座に参加予定の方に
うつしてしまうと困ると思い、
皆さんに事情をご説明して
相談会や講座を直前や早めにキャンセルさせていただきました。
皆さんにご迷惑をお掛けしたこと、あらためてお詫びいたします。

でも、皆さんがご理解くださったこと、
ずっと気にかけてくださったことで、
私もある意味安心して、腹を据えて看病し、
経過観察をしてくることができました。
心から感謝しております。

息子は6日間の発熱。

一時は40度 まで上がりました。
40度まで上がったのなんて、たぶん1歳過ぎ以来です。
体温計見て絶句している私に
「何度・・・?」と弱々しい声で訊いてくるので、
「・・・・・40度」と答えたら、
息子は一言、
「ふざけんな」
いえいえ、これが現実でして。

思いつくレメディーはすべて摂らせましたが、
熱は上がったり下がったり。
熱や下痢でフラフラになった息子、
横になっていても実にウツロな顔をしてましたし
足にも力が入らず自力で歩けないので
トイレなどに行くのには私の両肩を後ろからつかんで歩くという
汽車ポッポぽっぽ1 ぽっぽ4 ごっこ状態。

やっと息子の平熱が持続して
「やれやれ、やっと私も休めるわい」と思った日の夜、
ダンナが発熱しました。
熱はあれよあれよと41度 に。
ダンナにいたっては、
結婚して20年間、40度を超えたなんつー記憶がありません。

以降、さらに41度、39度台、38度台、また上がって39度台・・・と
8日間熱が続きました。
夕方からロケットのごとく熱が上がるのです。
何か欲しいものはないかと声を掛けても、
熱が上がって赤い顔して
「ん”」 「ん”~・・・」と動物のような声しか発しないダンナ。

こうやって、
39度だ40度だ、それが何日も下がらない、と
熱だけ見ると本当にこわいんでありますが、

今回、
ダンナと息子を看病していて
思ったことがいくつか。

元々、熱には
感染症の時に体温を上げてウイルスなどをやっつけるという
働きがありますが、

他方、熱によって体内の老廃物などを溶かという
デトックスの働きもあります。

ダンナは
発熱してしばらくしてから
ものすごい量の鼻水や痰を出すようになり、

さらに
ものすごい量の寝汗 をかくようになりました。
一晩に2回、3回と着替えて、洗濯物てんこもり。
脱いだTシャツをさわると
夜中に滝行に行ってきたんですかい?みたいなべっちゃんこ。
ただし、それだけ汗をかいて熱が下がっても
夕方からはまた上がり、また汗をかいての繰り返し。

そのうち、気がつきました。
さすがに最初の2、3日の41~39度期はぐったりしてたけど、
その後は熱を出してこれだけ汗を出しても
ダンナが脱水も起こさず(水分は摂らせてました)
衰弱した様子もないことに。
朝になると、気分がよさそうに起きてくるのです。

・・・・・もしかして、
これは、デトックス・モード?って思いました。

由井寅子先生もよく
「たまにはインフルエンザにかかって高熱出して
体きれいにするといいぞー!」

って、おっしゃってましたけど、

ダンナの場合も
きっかけはインフルエンザだったけど、
途中から体にデトックスのスイッチが入ったように
思えてきたのです。

もちろん、ダンナは以前に大きな病気もしてますので、
私も症状の経過は注意深く見ていました。
そのうえで、途中からは
インフルエンザ自体は大きな問題ではないと判断し、
インフルエンザや高熱に対応するレメディーではなく、
体そのもののエネルギーを上げたり、デトックスを促進したりする
レメディーを水に入れて摂らせました。

看病する私も、ダンナも、
デトックス大歓迎モードに入ったわけです。

本人も大事を取って、解熱してからも
普通より長く休みました。
そして、さっぱりした顔で起きてくるようになりました。
食欲もあり、顔色もよく、
なんだか一皮むけたような雰囲気です。

インフルエンザが
時として重症になる場合があるのは確かだと思います。
タミフル飲ませたから大丈夫、とか
レメディー摂らせたから大丈夫、とかではなく、
看病する人はどんな時も
注意深く経過を見ていくべきだと、私は思っています。
実際、息子の熱が5日目くらいに跳ね上がった時は
肺炎の可能性も考えて、病院に行くことも考えていました。

ですが、
その人の体に
なんらかのデトックスが必要なものがあると、
ダンナのようなことも起きるのかな?
と思ったのです。

息子も同じだったのかもしれません。
(どこでいつのまにいろいろ溜め込んだんだか・・・)
元々、インフルエンザにはかからないかすぐに治るかで
我が家で一番レメディーが効きやすいはずの息子の
あれだけの高熱。

当初は
そんな息子をノックアウトするほどだから
今年のインフルエンザのウイルスはそんなに強力なのかばいきん
さすがにビビったわけですが、

男二人をずっと看病していて
必ず発症するだろうと思っていた私は
喉の痛みと鼻水ブーブーで終わりそうで、
同様に一つ屋根の下に住んでる娘はいたってケロリンとしていて、
発症はウイルスの強さの問題だけではなさそうだということも
我が家では証明されたわけです。

同じウイルスが蔓延していても、
罹る人と罹らない人がいる。

罹っても、
どのような症状がどれだけ出るかも
人によって違う。

とどのつまり、
やっぱり、その人の体の状態次第なのかもしれません。
そして、
体内に要らないものがたくさんあるという状態で
インフルエンザに感染すると、
デトックスにもスイッチが入のかもしれません。

そのデトックスが、体をきれいにしていってくれるのかも。
確証はないけれど、
今回つくづくそう感じました。

この3週間ほど、ほんとにしんどかったけど、

息子とダンナから
貴重なものを見せてもらいましたよ。

久しぶりに高熱を目の当たりにして
インフルエンザというものについても
改めて考えさせられましたが、

そうやって考えられたことも含めて
今回の我が家は
インフルエンザに感謝 、かもしれません。

インフルさんに感謝しつつ、
私も少しずつ通常モードに戻っていこうと思っていますが、

来年は
アタシも41度 出してみたいわ~~~~~
(ダンナと息子に看病してもらおっと)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です