今日、
アメリカのコメディアン、俳優である
Robin Williams(ロビン・ウィリアムス)の訃報を知りました。
死因は、自殺と思われるとのこと。
2月に亡くなった
Philip Seymour Hoffman(フィリップ・シーモア・ホフマン)に
続いて、
名優を失ったことになりますね。
ドラッグが一因で・・・・・
(R・ウィリアムスの場合はアルコールも)。
アメリカのニュース・サイトによれば、
R・ウィリアムスは
1980年代にドラッグ・アルコールを乱用していたものの、
俳優仲間がドラッグの過剰摂取で急死したことと
(”ブルース・ブラザーズ”のJohn Belushi(ジョン・ベルーシ))
自分自身が父親になる=息子が生まれることから
ドラッグ・アルコールを断ち、
一度は立ち直ったそうです。
しかし
20年後の2006年に
アルコール中毒の問題で再びリハビリ施設に。
最近は重いウツ状態にあり、
再びアルコール中毒のリハビリ施設に入っていたとか。
ディズニーのアニメの”アラジン”で
ジーニー の声を務めた彼。
私は
あのマシンガン・トークが大好きだったのですが、
あの勢い、あの面白さの陰で
どういう思いで生きてきたんだろう・・・・・
って、思います。
2006年のリハビリ施設での治療の後、
彼が「ニューヨーク・タイムズ」紙に語ったこと:
「僕は、アルコール中毒の自分の根底にある問題に
向き合っていなかったんだ。
(中略)
僕自身が向き合っていなかったのは、
『自分は、どれだけ正直に生きたいのか?』っていうことだ。」
彼が自分の中のこの問題に気づいていながら、
リハビリ施設に入ることでは
解決しなかったんだろうかと思うと、
私は彼のことを何も知らないけれど
彼も一人の人間として苦しんだんだろうと思うと
胸が痛みます。
アルコール中毒の人からアルコールを取り上げても、
ドラッグ中毒の人からドラッグを取り上げても、
タバコ中毒の人からタバコを取り上げても、
買い物中毒の人からクレジット・カードを取り上げても、
残念ながら
なんの解決にもなりません。
なぜなら、
何かを中毒になるほど求めるのは
その人自身の心の奥底に
原因となる何かがあるからです。
だけど、
誰しも
心の奥底にあるものを見るのは怖いのです。
それが
中毒から抜け出せない、
あるいは中毒を進行させる悪循環の一因でしょう。
ロビン・ウィリアムスの遺した言葉:
「『自分は、どれだけ正直に生きたいのか?』に
向き合ってこなかった。」
そして、
人はどうして、
その問いを直視したくないのか。
自分自身はどうなんだろう?
私達人間はどうしていけばいいんだろう?って、
答えが出ないまま、
今日一日考え続けています。