昨日
(あ、日付変わっちゃったから、おとついだ~ )
1週間にわたった
シカゴのジャパン・ツアーが終わりました。
手の叩き過ぎで、
手の皮、むけてますわぁ・・・・・
このジャパン・ツアーで、
愛知の刈谷公演以外の
大阪(9日)・横浜(15日)・仙台(16日)公演に
二人で行ってきた親友と私。
年を追うごとに
回を重ねるごとに
さらに聴きごたえが増してくる彼らの演奏に
胸をいっぱいにさせられて、
今日、仙台から帰ってきました。
本当は、クタクタ。
(シカゴの方が、100倍もクタクタだろうけれど )
でも、
この興奮・幸せが薄れないうちに
拙くても、ほんの少しでも書き残しておきたい。
<9日・大阪公演>
シカゴが日本に帰ってきてくれました
初日は、大阪。
ワクワクしながら、でもちょっと胃がチクチクしながら
大阪に向かいました。
シカゴは来月で結成49年で、
オリジナル・メンバーは60~70代、
他のメンバーも既に50~60代。
なのに、ライヴでは
サウンドが衰えることなく
むしろ深みが増して力強くなっているのです。
彼らが自分達のことを
『ライヴ・バンド』と呼ぶ理由が本当によくわかるのです。
そして、
前回以上に
メンバーがひとつにまとまり
ひとつのチームとして、
かつ一人一人が楽しみながら、自分の力を発揮しながら
演奏しているのが
伝わってくる気がするのです。
バンドがひとつにまとまるということ、
それは当たり前のようで、
でも、本当はすごく難しいことかもしれない。
シカゴがこの長い間やってこられたのは、
もちろん大変な時期、大変な人間関係の頃もあっただろうけれど、
バンドとしてひとつにまとまるという
底力を持っているからでは?と思わされました。
再びシカゴに会えて、素晴らしい演奏を聴けた、
まずはその嬉しさで
なかなか寝つけなかった、大阪の夜でした。
<15日・横浜公演>
地元横浜・パシフィコでの公演!!!
2008年にもパシフィコでの公演があり
(この時は、Huey Lewis & the Newsとのジョイント)、
この後しばらくは、京浜東北線からみなとみらいを眺めるたびに
「ここに、シカゴが来てくれた・・・・・」と
胸がキュウっとなったものでした。
実は、
うちのダンナが今回
生まれて初めてシカゴの公演に来たんです。
彼にとって、ホーンというのは
ステージの後ろの方で、歌の伴奏をしているもの。
ところがどっこい、シカゴは
ホーンの3人 がステージの最前線で
気持ちのいいくらい高らかに吹きまくっているのです。
だって、
ホーンの旋律が「メロディー」として(主旋律として)
作曲されているんですから。
ミュージック・プレーヤーに曲を入れて予習をして
横浜公演に臨んだダンナですが、
シカゴ・ホーンズを目の当たりにし
実際の生の演奏を聴いて
驚いたらしく、
「カッコいいね」とつぶやいていました。
そして、
『んなこと、あたりまえやろーーーーー』とばかりに、
大阪以上の騒ぎぶりで楽しんでいた、親友と私。
<16日・仙台公演>
横浜公演の興奮を見事に引きずったまんま、
親友と私は新幹線に乗って仙台へ。
この公演後にお話しした方によれば、
シカゴのメンバーであるロバート・ラムに
「被災地である仙台に来てほしい」とお手紙を書かれたそうです。
2011年の震災の後、ロバートはとても心配していて
「自分達にできることがあれば」と言っていたというのを
読んだことがある気がするのですが、
2012年の来日時には東北公演は実現しなかったものの、
きっとそのお手紙が今回シカゴを動かしたのでしょうね。
私達にとっても、
最終日の仙台公演が最高のライヴになりました。
セットリストが全く同じでも、毎回が新鮮。
今回は私にとっては
生まれて初めての2列目のほぼ真ん中という席で、
ステージ中央で歌う大好きなロバート・ラムが
信じられないくらいよく見え、
さらにホーンの生の音がビシバシ聴こえてくるのです。
シカゴの音が、直接自分に入ってきて、響き渡るような感覚。
メンバー全員が近くて、
まるで一緒に歌っているような感覚。
隣の親友は、楽しさのあまり、
狭い客席でホーンの3人の真似をしてステップを踏み始めるし。
ピンクのシカゴTシャツを着てノリノリになっていた私達を
ロバート・ラムがギターを弾きながら見て
微笑んだように見えて、
次の瞬間、自分が真っ赤 になったのがわかりました。
終わりに近づいた時、
もうすぐ終わってしまうという悲しさより
「また、シカゴを生で聴けた、シカゴに会えた」
という幸せな気持ちでいっぱいになり、
目が涙でいっぱいに。
私は、本当に幸せ者だと。
そして、
天からのご褒美かな?
アンコール後に
私達オーディエンスが握手のために
ステージに押し寄せたのですが、
その時、ドラムのトリス・インボーデンが
親友と私に、
彼が使ったドラム・スティックを手渡してくれたのです・・・・・
上が私がもらったスティック
下が親友がもらったスティック
真ん中がジェイソン・シェフが投げてくれたピック
びっくりの展開に、二人で感激で舞い上がり ・・・・・・
3公演を聴けた幸せとその感激でいっぱいのまま、
ジャパン・ツアー、終わりました。
月並みだけど、
シンプルだけど、
誰よりシカゴが好き
自分の人生はシカゴで変わった
シカゴに出会えてよかった
シカゴのファンでよかった
という、同じような思いのファンの方達に
今回のジャパン・ツアーで新たに出会うことができ、
みんなでいろんな思いを語り合って、
再会を誓いました。
「次も、一緒にシカゴを応援しよう」って。
(また、ピンクTシャツ着て、腕振り回して???)
ジャパン・ツアーが終わってしまって
寂しい、
本当に寂しいけれど、
今回は
ここには書ききれない嬉しいこともたくさんあって、
私と、
同志として、チームとして
このジャパン・ツアーを一緒に駆け抜けてくれた親友、
そして、出会った本当に素敵なファンの方達、
みんなみんな、きっと、
We are ”CRAZY HAPPY NOW”
という心持ちのはず。
(シカゴ・ファンには、
何を組み合わせているのか、わかりますよね)
最後に、
シカゴへの感謝の思いをこめて、
最新アルバムから公演でも披露された
『Now』を。
If there’s something you want to say then say it now
If there’s someone you want to love then love them now
‘Cause now
This is the time we must start living in
言いたいと思うことがあるなら、今、言えばいい
愛したいと思う人がいるなら、今、愛すればいい
だって、今
今こそが生きることを始める時だから
私も、この歌の通りに、生きていこう。
I love Chicago so much
that I am CRAZY HAPPY NOW!