今年最後の
クリスマス・ソング。

どんな人も一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか、
ジョン・レノンの
『Happy Christmas (War is Over)』です。

バンドで演奏するクリスマス・ソングを探していた娘が
「ジョン・レノンの曲、あったよね」
と言うので、
軽い気持ちで探して、ビデオを見たところ、

言葉を失いました。

どうか、見てください。

この歌のビデオの中の

人々の恐怖と悲しみに満ちた目。

もう息絶えている人の姿。
子供をしっかりと抱いたまま。

見ているのがただただつらかったです。
思い出すのもつらいです。

娘に見せると、
いつもならあれこれ言う娘が
見終わるまで無言でした。

どうすれば、この世界の戦争はなくなるのでしょう。

カウンセリングを受けていた時、
先生から言われたことがあります。

「藤田さんが
いろいろなことに気づくこと、
自分自身を癒すことが
地球を変えることにつながるんですよ。」

言われた時はなんのことやらわからなくて、
ポカンとしていました。
今でも深いところで完全に理解しているとは
言えないと思うんですけど・・・・・

この世の争いごと、戦争というものは、
一人の人間の心の中の苦しさから始まるのかな、
と思ったりします。

一人の人間の心の中の
欲望や
悲しみや
恐怖や
嫉妬や
いろいろなもの・・・・・

いろいろなものを抱えた苦しさの解決を
外に求めること：

他人を責めたり
他人を辱めようとしたり
他人から無理矢理得ようとしたり・・・・・

その表れが小さな争いとなり、
それが大きな戦争にまでつながっていくんじゃないだろうかと。

そう考えると、
最初は本当にちっぽけなことかもしれないけれど、

一人一人の人間が
自分の中の苦しさに気づき
自分自身の感情を逃げることなく見つめて癒すこと、

それを世界中の一人一人が実行できたなら、
小さな意識の変化が
大きな意識の変化につながっていって
争いが減っていき、
この地球は変わっていくのかもしれないと思ったりするのです・・・・・・

クリスマスを祝う人達も祝わない人達も、

この世界がより住みよい幸せな場所になるように、
まず自分自身を振り返り
自分自身を癒すことを始めてほしい。

そう願ってやみません。