最近、
アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患のクライアントさんが
増えています。
お子さんも、大人の方も。

ほとんどの場合で
今までの治療でステロイドを使われています。
でも、
皆さん（お子さんの場合なら親御さん）が
「このままでいいのかな？」と思い、
あるいは
「このままではよくない」と思い、
相談会を受けられています。

そもそも、アトピー性皮膚炎自体が
体の正しい反応です。
体がぶっ壊れたわけでもなければ
体が大暴走しているわけでもありません。

体の中の不要なもの、老廃物を
皮膚から排泄しようとしている、
体の正常な反応です。

その正常な反応を
「ブツブツが出てちゃいかん！」
と、薬を塗ったらどうなるでしょう？

体の中の不要なもの、老廃物は
出口がなくなります。

体に悪い物を食べたら、
「これは体にとって有害だ！」って体は感知して
吐いたり、下痢したりして、
悪い物を排泄しようとしますよね。

薬を塗って
皮膚疾患を止める、見えなくするというのは、
体に悪い物を食べた時に外に出したいのに、
口や肛門をふさいでしまう ようなもんです。

そして、
一時的に薬によって肌がきれいになっても、
体の中の不要なもの、老廃物は押し込められた状態。
薬を塗らなければ、
体はまた正常な反応を起こして
不要なもの、老廃物を出そうとします。
また、薬を塗ります。
悪循環の始まりです。

もちろん、
皮膚疾患の痒みはつらいです。
特に、お子さんが痒がっているのを見ているのは
親として、本当につらいです。
薬を使って、なんとかして楽にしてやりたいと思う気持ち、
よくわかります。

私がそもそもホメオパシーを始めたのは
呼吸器が弱くて
おおげさでなく一年中咳をしていた娘のためでした。
喘息一歩手前ぐらいだったと思います。

その娘、
１歳過ぎまでは
顔や耳、首の周りに湿疹がよく出て、
掻き壊して、肌がザクザクの状態でした。

そんな時にステロイドを塗ると、
本当にあっというまにきれいになります！！
ステロイドって・・・・・と思いつつも、
娘の痒みが治まり、私の心配も減るので、
断続的に使っていました。

ところが、
だんだんとステロイドの効きが悪くなり始め、

効かなくなっていくばかりか、

ステロイドをよく塗っていた娘の首の周りは
変なしわができ、灰色になり、硬くなっていきました。

そして、
ある頃、パッタリと湿疹が出なくなりました。
「出なくなったんだ、よかった～」
と、胸をなでおろしましたが、

その後から、
娘は風邪を引いてはひどい咳をするようになり、
ある冬に肺炎を起こしてから
さらに呼吸器が弱くなり、
喘息一歩手前の診断を受けたのです。

皮膚疾患を抑えると
肺に行く。
娘は、身を持って私に教えてくれたわけです。

私自身、
娘にステロイドを使ったこと、
その後の呼吸器疾患に抗生物質を２年近く使い続けたこと、
つまり、自分の娘を文字通り薬漬けにしてしまったことを
長い間、後悔していました。

薬には、その時々の役割があります。
緊急に使わなければならないものもあります。

でも、長い目で見て、
体そのものを良くし、真に治癒させていくものは
あまりないでしょう。
ステロイド自体も、
見かけをきれいにすることはできても
アトピーを真に治癒させることはできません。

クライアントさんや親御さんの中にも、
自分にステロイドを使ったこと、
お子さんにステロイドを使ったこと、
自分自身が摂ってきた薬が
お子さんに影響しているかもしれないことを
悔やんでらっしゃる方がいらっしゃいます。
そのお気持ち、わかります。

でも、
ステロイドやその他の薬を使っていたその時点では、
ベター、ベストな選択と思い信じて使っていらっしゃったと思うのです。
自分のために、
お子さんのために、
なんとかしたい、なんとかしてあげたいと願い、
使っていらっしゃったはずです。
病院で処方されるのだから大丈夫なのだ、と
思っていらっしゃったと思うのです。

だから、
ご自分を責めないでいただきたいのです。
その時は、一生懸命だったのですから。
罪悪感を持たないでいただきたいのです。

そして、
今こうして
「このままでいいのかな？」と気づかれて、
薬以外の道を探し始めたご自分を、ほめて、励ましてください。

気づいて、薬以外の道を探し始めたら、
ホメオパシーのように
ちゃんと新しい道を見つけられているのです。
ちゃんと、できることがあるのです。

過去を悔やむよりも、
今できることをやっていきましょう。

単純ですけど、
これが、私がちょっと思ったこと、
今日言いたかったことです。

そして、
みなさんが今できることをやっていく、
そのサポートを
ホメオパスとしてやっていきますので、

困ったら、
悩んだら、
相談にいらしてくださいね。

     日本ホメオパシーセンター横浜上星川
 　　　　　　　　Stillpoint Homoeopathy 　藤田さおり
　　　　　　　　　JPHMA認定ホメオパス No.803
　　　　　　　　　ZENメソッド修得認定 No.000057

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