今日の午前中にたまたまテレビをつけたら、
朝の情報番組で
ディーン・フジオカさんがイギリスの湖水地方を訪ねた映像が
流れてました。

「ディーンさん、いいなあぁ～～」
と、口を開けて観ておりました。
いいなあ、イギリスの旅。
カメラ持って。

イギリスに住んでた時、
車でえっちらおっちら何時間もかけて
湖水地方に旅しました。

 
 

湖水地方と言えば、
ピーター・ラビット。

 

ピーター・ラビットのお話の世界が
忠実に再現されたアトラクション施設もあります。
うちの子供達は
お話に出てくるウサギやらネズミやらアヒルやらを見て
なんでかわからんけど、おびえてましたが。

そして、
ピーター・ラビットと言えば
作者のBeatrix Potter （ビアトリクス・ポター）　。
彼女が住んでいた家・「Hill Top（ヒル・トップ）　」がこちら
　　　↓
 

ビアトリクスさんのお宅訪問の時は
あいにくの雨。
（この後、見事に晴れ上がって虹が出る、イギリス典型のお天気）

ビアトリクスさんちの玄関前で
息子が雨の中クルクル回って踊り狂ってて、
案内のおばちゃんに笑われました。

皆さんは
イギリスにナショナル・トラストという団体があり、
活動をしているのをご存じでしょうか。

ナショナル・トラスト（National Trust）は
１８９５年に
歴史的建築物の保護を目的として
イギリスで設立されたボランティア団体のこと。

自然や街並みや歴史的建造物など、
「国民の（あるいは世界の）財産として次世代に引き継ぎたいが、
所有権や法的・経済的な維持が困難なもの」を守り、
次世代へと引き継いでいくことを目的としています。

ビアトリクス・ポターは
産業革命の流れで
自然が破壊されたり歴史的な建物が失われることを憂い、
自分が書いた絵本の印税収入で
愛する湖水地方の土地や建物を購入していきました。

彼女の死後には
４０００エーカー以上の土地と農場、建物が
ナショナル・トラストに寄贈されたのです。

そして、
晩年を過ごし、思い入れの深かった「ヒル・トップ」は
現状を維持し、貸し出しをしないようとの遺言が守られ、
今現在、ナショナル・トラストの管理下で
一般公開されているわけです。
（ええ、ディーンさんがいっぱい写真を撮られてましたね）

私達も
年会費を払ってナショナル・トラストの会員となり、
湖水地方をはじめ
イギリスのあちこちのナショナル・トラスト施設に行ってきました。

ナショナル・トラスト施設の中でも
人気の高いものの一つが

◎St. Michael’s Mount（セント・マイケルズ・マウント）

コーンウォール地方の由緒あるお城のある島。
名前を見て、なんか気がつきません？
そう、フランスの有名な
Mont Saint-Michele（モン・サン・ミシェル）の
英語版ですね。
立地条件も似ています。規模はずいぶん小さいですが。

 
イギリス本土側から見た、セント・マイケルズ・マウント。
船着場から、ボートに乗って渡ります。

  
 お城からの眺め

 
真っ青な海と丁寧に手入れされたお庭が美しいのです

 
水の下に石の通路が見えています

 
干潮になると石の通路が現れて
歩いて島に渡れるようになります。
水が引くのを待ちかねて
膝のあたりまでジャブジャブ水につかりながら
歩いて行ってる観光客の皆さんもいましたよ。

 

イギリスでナショナル・トラスト施設に行くたびに
丁寧な保存や公開、活動に感銘を受けて、

「日本に帰ったら、
イギリスでやってたように安い宿に泊まって
いろんな史跡なんかを見に行こう、
なんらかの形で古いものや自然を保存する活動を
支援していこう」
と、ダンナと話していたのに、

帰国したら
日々の生活に追われて早１０数年、

ほぼな～～～んもしてないことに
今日、あらためて気がついた

私達はみんな
自分の国の歴史や自然を受け継いで
大切にして
次世代に渡す役割があるわけなので、

もうちょっと目を開いて
もう一歩踏み出して
少しずつでも保存や啓蒙を支援していけたらいいなあ、と、

ディーンさんの端正なお顔を見ながら
思ったのでした。
（日本にも、日本ナショナル・トラストがあるそうですしね ）

手始めに
どっかにプチ旅行に行ってこようかな。
ねぇ、ダンナ？？？
どっか行こぉ～～～～～

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