離乳食を始めて
お母さん達が悩むのが、

「食べてほしい量を食べてくれない

「好き嫌いがひどい

とかじゃないかと思うんです。

うちは、
娘が
目の前に食べ物があれば目がキラリ~ン
てな感じの人だったので、
おかゆだろうが
人参の入った味噌汁だろうがなんでも平らげて、
子供食器を空にしてくれてたんです。

がっ、

次に生まれた息子は
とにかく食べてくれない。

ブラックホールに近い娘を見てきた私には信じられないほど
食べてくれない。

おかゆを炊いても
うどんを煮ても
ろくに食べてくれません。

で、
歯も数本しかない乳児なのに
大好物が

キュウリのぬか漬け
プチトマト
ゆでたトウモロコシ
種なしブドウ
・・・・・・

プチトマトを硬口蓋でつぶして食べる乳児。

たまげました。

1歳過ぎても
やっぱりお米が嫌い。
私が『機関車トーマストーマス2のテーマソングを歌いながら
スプーンに載せたごはんを口に持っていかないと
食べてくれません。

時は流れて、
中学生になる頃まで
やっぱりごはん嫌いでした。

「日本人の基本は、お米やろ~、
もうちょっと食べなよ~」

って私は言ってたんですけど、

「オレ、こめキライ」
ってのたまって、
お姉ちゃんの半分くらいの量しか食べませんでした。

それが・・・・・・

中学1年の後半になってから
成長期に入ってきたらしい息子、

全体的に
食べる量が増えてきました。

どちらかと言えば野菜好きだったのが、

「もっと肉増やして

と言い出し、

塾から遅く帰ってきたら、

「腹減った  うどん

と言うようになり、

朝も夜も

「ごはんの量、増やして

と、私が我が耳を疑うようなことを言うようになりまして、

昨晩は塾から帰った後
お茶碗にごはんを山盛りゴハン にして食べてるのを見ながら、

「食べる時ってのが、来るもんなんだ・・・・・」

と、つくづく思いましたよ。

必死になって乳児や幼児を育てていると、
自分が用意した食事を
どれだけ食べてくれるか、食べてくれないか、で
お母さんはノイローゼ気味になることがあります。

これだけしか食べないなんて、
うちの子はおかしいのかな?
成長は大丈夫なのかな?
私が作ったものがおいしくないのかな?

そうそう、
私もママ友達に相談したら、

「努力不足だよ」

って一言バッサリで、

「これ以上、どうしろっていうの・・・・・
って、深~く傷ついたこともありました。

ここに来て、
その時その時で
子供には子供が欲しい量があるのかな
、って思います。
そして
成長に必要ならば
自分からちゃんと食べるようになるのかもしれないな
、って。

食べるっていうことも
子供の個性が表れるのかな
、って。

それって、当たり前のようなことに思えるけど、

乳幼児の子育てに必死な時って
将来のことなんてわからないし想像もできないし、
我が子を周りの子供達と比較して落ち込むし、
同じく子育てをしているママ友からも
非難されることさえあります。

健診に行けば、
平均値なるものに参照、比較されて、
お医者さんや保健婦さんから注意されたりしますしね。

食育は大事です。
食事をしないからと言って
お菓子をたくさんあげるのは間違いだと思うし、
どういったものを食べさせるかを
親としてしっかり考えなければいけないとも思います。

でも、

子供が食べる・食べないということで、
お母さん達に自分を責めないでほしいです。
プレッシャーを感じないでほしいです。

その子にとって必要な時が来たら、
きっと食べるようになるから。
それは
うちの息子みたいに中学生になってからかもしれないし、
幼稚園生になってから、小学生になってから、
かもしれない。
もしかしたら、大人になってからかもしれない。
その子のペースがあるから。

きっと、大丈夫だから。

だから、

今、悩んでるお母さん。
自分を責めないでね。

子供を怒らなくていいからね。

『食べる時、来るわっ!』
って思って、
のんびり構えててね。

そんなことを考えつつ、

「これ、やらかした(失敗した)?」
と言いつつ
「ウマイ
と言って
不細工なお好み焼きと山盛りのごはんを食べてる
息子を眺めていた、今日の食卓でした。

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