昨日、Umiのいえでの
《家庭でできるお手当講座》に参加してきました。
どなたでも参加できる、
クラニオ・セイクラルのお手当の基本の講座です。
私は去年の3月に
クラニオのベーシック・セミナーを受講したので、
いつもはセミナー受講者向けのおさらい会に参加しています。
でも、昨日は
クライアントであるお子さんのお母様が
お手当講座に参加されるとのことで、
自分のおさらいも兼ねて、ご一緒させていただきました。
参加者の皆さんは
小さなお子さんのいらっしゃる方達。
お子さんに、ダンナさんにお手当をしてあげたい、
自分もゆるめるようになりたい、と
皆さんおっしゃっていました。
小さなお子さんが遊んで歩き回っていたり、
赤ちゃんが泣いたりする中での
お手当の練習。
お母さん達は
横になったまま授乳したり、
座って授乳している姿勢でお手当されたり。
講師のセラピストさん達が
ウトウトしているお子さん達にお手当していたり( → 爆睡)
大人のみのいつものおさらい会とは
ちょっと違った雰囲気です。
そして、
なんともいえない
言葉にできない
やわらかい、やわらかい空気が流れているのです。
大人同士はお手当し合って。
泣いてるお子さんを抱っこして、おっぱいあげて。
ごきげんなお子さんは遊んで、あーうー言っていて。
うまく言えないけれど、
全員が
そこにゆったりと
ゆるゆると
安心して
その場に居られる感じがするのです。
講座が終わった時、
私も
ふんわりとした脱力感、気持ちよさに包まれていました。
私には10年以上前のことになってしまったけれど、
今現在、
赤ちゃんや小さなお子さんがいらっしゃるお母さん達は
24時間がんばって、
緊張のしっぱなしじゃないかと思うんです。
うちの中では育児と家事でてんてこまいして、
外出したらしたで
子供が泣いたり走り回ったり騒いだりして
よそさまに迷惑かけないように、怒られないように、と
気を張っていらっしゃるじゃないか、って。
がんばらなきゃ
一生懸命やらなきゃ
しっかり育てなきゃ
迷惑かけないようにしなきゃ・・・・・・
そんな思いからくる緊張で
お母さん達の体はカチカチになっていても
不思議はないと思うんです。
だから、昨日の講座で
最初に背中の肩甲骨に両手を当てているだけで
ふうっと緊張が緩んだのかもしれませんね。
そして、
お母さん達もお子さん達も
そのままの姿で受け入れてくれるUmiのいえ という場で
クラニオのお手当をし合って、
心も体も
ほどけるように楽になったのかも・・・・・・
昨日の講座であらためて、
『お手当ってスゴイな』って思ったんです。
手を当てるだけ。
そりゃ、クラニオには一応いろいろな技術的なことはあるけど、
家庭なんかでは、究極的には
手を当てるのはどこでもいい。
両手ではさまなくてもいい。
親子で、
夫婦で、
友達で、
手を当てる。
手を当てられた部分に感じる
あったかさ。
それが
シンプルな、でも一番パワフルな
相手への愛情の表れかもしれないなあって
しみじみ思わされたのです・・・・・・
クラニオの技術的な面を学ぶこと、自分自身を見つめることは
続けていきたいけれど、
昨日のように
原点に立ち返って
お手当のあったかさを思い出せて、
ほんとにラッキー でした。
これから、
「クラニオ、やるぞえ!」
と気張ったりせずに、
ダンナや子供達を
(今まで以上に??)
ベタベタとさわりまくりたいと思っております。
かーちゃんの手を待っていなはれ。 ふふふ
(あ、息子が脱兎のごとく逃げる・・・・・・・ )