<その1からのつづきであります本

私が「世界ふしぎ発見」をぼんやりと見ていた頃、

2人の子供は4歳半と1歳なりたて。

この2人の健康状態で、2年弱の間、苦労が続いていました。

4歳の娘は、

2歳7ヶ月でマイコプラズマ肺炎にかかり、入院しました。

元々呼吸器が弱めで、

風邪を引くとひどい咳になりやすい子だったのが、

肺炎以降、さらに弱くなりました。

1ヶ月のうち、風邪を引いて咳をしているのが3週間。

残りの1週間、やっと咳がおとなしくなってきたなと思ったら、

また、次の風邪を引いて、おんなじサイクルの繰り返しカゼ

咳があまりにひどいと、

レントゲン撮って、抗生物質の点滴して、

夜寝る時には気管支拡張テープ。

2年近く小児科・耳鼻科に通い詰め、これを飲めば良くなると信じて、

抗生物質・痰切りのお薬などをせっせせっせと飲ませ続けました。

でも・・・・・・全く娘の状況は変わりませんでした。

1歳の息子。

生まれてすぐから鼻詰まりで、呼吸が苦しいのか、

おっぱい片方飲んだらダウンしてしまう子でした。

髪の毛は逆立ってて、

赤ちゃんなのに手足が冷たくジメッと濡れていて、

明らかに、同じ月齢のころの娘に比べて、笑顔の少ない、

疲れた、グレた感じの顔。

上に姉がいる宿命か、娘が風邪を引くと例外なく、

ありがたく風邪をちょうだいしてしまいます。

そして何より、夜中、1時間ごとに起きる子だったのです目

困り果てていろいろ調べたところ、

きっと呼吸が苦しいから眠れないのだろうと思い、

舌小帯の手術もしました。

その結果、グレ顔は改善され、以前よりよく動くようになりましたが、

やっぱり夜は続けて眠ってくれない・・・・・・

実際には、息子に両方のおっぱいを飲ませて寝付かせるに15分、

そこから私が寝付くまでに15分ほどかかり、

それから30分後にはチ~ンベル

息子は次のお目覚めです。

なので、約1年間、毎晩私はほぼ30分の睡眠を繰り返し、

極度の睡眠不足と慢性疲労に陥りました。

睡眠を奪われるということが

どれだけ人の体と心にダメージを与えるか、

この頃、身を持って実感したわけです。

とにかく、子供達を元気にしたい。

私も、せめて2時間、1時間でもいいから続けて眠りたい。

小児科・耳鼻科に加えて、

助産婦さんの母乳相談、ベビーマッサージ、小児鍼、気功、

思いつくものには通いました。

でも、

「(息子の呼吸について)検査結果、

 何も悪いところなかったんだよね? 

 だったら気にすることないじゃない。」

「あなたの食事が悪くて母乳がまずいから、

 この子は吸いつかない。」

「あなたが心配し過ぎるから、子供達がこんなになるんだ。

 今どんな状態かなんて、訊いてこなくていい。」


・・・・・・・

今なら、何を言われていたのか、わかります。

でも、睡眠不足からの疲労と心配の両方でヘロヘロだった私には、

愛のムチの言葉でなく、

エンマ様の地獄のムチの言葉に聴こえたのでした叫び 

(あっ、エンマ様はペンチ持ってんだっけ??)

そして、軽いうつ状態にハマりこんでいきました。

これだけがんばってるのに、子供達はぜんぜん良くならない。

誰も私の話を最後まで聴いてくれやしない。

「この子(娘)は、このままだと薬と縁が切れなくなるよ」って

言われたって、じゃあ、どうしろってゆーのよ!!

・・・・・てな感じで、

疲労でグダグダの自分の体も持て余しながら、

八方塞がりの気分で

ぼんやりと「世界ふしぎ発見」を見ていたのでした。

あと1時間もすれば、またろくに眠れない夜がやってくるなと

思いながら。

がんばってきたけど、何も変わらないし。

もうやれること思いつかないし。

どうせイギリス行くんだし、

このわけわかんないホメオパシーっての、やってみようかな。

この夜、ぼんやりとそう思ったのでした。

      その3へ つづくのさ( ゜∋゜)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です