うちの中で物の断捨離を始めたら、
思いがけず?
必然的に??
心の断捨離も起き始めました
ずっとずっと心の中にあるのは知っていて、
でも、完全に出してしまうのも怖くて
小出しにしてきた感のある、
苦い、悲しい、悔しい思い。
その思いの存在をあらためて認め、
思いの中にある自分の感情をしっかり感じて、
自分に必要のない部分はもう手放すという、
私にとっての心の断捨離。
その思いを仲間と共有し、
協力して解消する時が来たようです。
まるで、その時、その機会が舞い降りてきたような
思えば、
私の心の断捨離が始まったのは
イギリスでホメオパスにかかり始めた時かもしれません。
この2年ほど
『聴くを磨く』講座に参加して取り組んでいる、
自分自身の心の本当の声を聴いて
感情を手放していくこと。
それ以前の、そもそも10年以上前に
私の自分自身の心への扉を開いてくれて、
その後、さらにその先を示してくれた
イギリスのホメオパスのことを書いた記事を
加筆して再アップします。
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私は
「師」 「先生」と呼べる方達が何人かいますが、
その中で
(勝手に)『心の師』と呼んでいるのが、
イギリスでお世話になった
ホメオパスのリチャードさんです。
(ここで、ジャイアンの
「心の友よぉ~~~~~!!」を思い出した。
ちゃうんやけど。)
渡英して、
ホメオパシーがいったいどういう療法なのか
それもはっきりわからないまま、
藁をもつかむ思いで
子供達のために、自分のために、
受け始めたホメオパシーのセッション。
日本人で英語での説明もおぼつかない私を
リチャードさんはいつも暖かく見守り
話をじっくり聴いてくれました。
多弁な方ではなく、
アドバイスめいたこともほとんど言わない。
だけど、話をするたび、
私の中に
『この人には、話して大丈夫。
この人は、私のことを理解してくれている。』
という感覚があったのです。
リチャードさんに話をし、
もらったレメディーを摂るたび、
自分でわかっているつもりだった自分の気持ちの
そのまた向こう・・・・・
自分の心の奥が見えてくるようになりました。
そんなこと思ってはいけない
こんなふうに感じてはいけない
そうやって自分の本当の気持ちや感覚に蓋をして、
本当の問題を覆い隠してきたけれど、
自分の心への扉が開かれて、
さらにその先に橋が架かり始めました。
橋が架かり、渡れるようになると、
本当の気持ちに自分が触れるようになり、
つらかった。
怒り、悲しみ、悔しさ、嫉妬・・・・・
見たくないもの、感じたくないものもあった。
でも、それを見つめて
もう必要のない気持ちを手放していく、
それが始まったのです。
もう、後戻りしたいとは思いませんでした。
約1年間、そんな私の話を
リチャードさんはじっと聴き、支えてくれました。
3年前の夏、(※今年からだと5年前)
家族で7年ぶりにイギリスを訪問。
突然連絡したにもかかわらず、
リチャードさんはセッションの合間に時間を作って
会ってくれました。
懐かしい本家・Stillpointのホメオパス専用の部屋で、
クライアントとしてではなく会うのは初めて。
当時、ホメオパシーの学校の3年生だった私に
リチャードさんは、
「学校での勉強はどう?」
私は思いっきり苦笑いして、
「・・・・・もう3年目になるんですけど、
私、未だにホメオパシーそのものの勉強してない気がして。
むしろ、学校に入ってから
自分自身を見つめなきゃいけないことが増えて、
そっちの方が大変なんです。」
と話すと、
「同じだよ。
学校に入って、僕も全く同じだった。」
と、リチャードさん。
なぜ彼がホメオパスになったのか、
ホメオパスとしての働き方はどうか、から
彼がスリランカで遭遇した
インドネシアの大地震の大津波の話まで、
限られた時間の中でいろいろな話をしたのですが、
私は
どうしてもひとつ訊きたいことがあったのです。
「ホメオパスとしてやっていくにあたって、
一番大切なことって、何だと思いますか?」
「どういう点で、かな?」
「人として、ですかね・・・」
すると、リチャードさんは、
「最初に君が
自分自身を見つめるっていう話をしていたよね。
自分自身を見つめること、知ること、理解すること。
それが、クライアントと話をしていく、やりとりしていく中で
相手に共感することにつながっていくんだよ。
僕は、ホメオパシーのセッションをする上で、
その共感するということが一番大切だと思う。
共感することで、相手を理解できていくからね。」
そして、ちょっと笑みを浮かべて、
「正しいレメディーを選ぶのは、その次かな。」
イギリスに行って、リチャードさんに再会するまで、
学生として、すごく悩んでいました。
ホメオパシーの学校に入ったはいいけど、
予想していた以上に
ホメオパシーの勉強の難しさだけでなく
自分の自信のなさ、劣等感に直面し、
もうやめたい、早くやめたい、
ホメオパスなんかになれるわけない、と
いつも思っていたんです。
学校の同期の皆さんの熱意や優秀さにも
まったくついていけない。
ものすごく卑屈になって、自分を責めて、嫉妬心さえありました。
そして、
そんな感情を抱いている自分がものすごく、ものすごく、嫌でした。
でも、
リチャードさんの言葉を聴いて、
初めて
「このままの自分でいいか・・・」
と思えたのです。
「今、自分は自分自身を知る、理解するっていう
大事な過程にいるんだ。
その過程が、必要なんだ。
今持っている感情も、そのままでいいんだ。」
と、初めて思えたのです。
肩から荷が下りるような、ホッとしたような気持ちになりました。
そして、
初めてはっきりと思いました。
「私は、やっぱりホメオパスになりたい」 と。
あれからもいろんなことがあって、
いろんなことで葛藤して、
すんなりホメオパスになったわけではないです。
ホメオパスとして仕事をしていても
いろんなことがあり、いろんな気持ちを抱えることもあります。
でも、いつも心の中にあるのは、
あの時のリチャードさんの言葉。
『自分自身を知ること、見つめること、理解することが
相手への共感につながる』
それは
ホメオパスとしてはもちろんのこと、
一人の人間として
家族や友人、その他の人達と共に生きていく上で
本当に相手を思い、理解しようするならば、
不可欠なことだと思っています。
特に、母親として子供に共感し理解しようとするには、
簡単ではないけれど、本当に本当に大切なことだと
常に自分に言い聞かせています。
自分自身を理解し、相手に共感すること。
それが自分の中でまだまだ発展途上であるがゆえに、
常に忘れまいと思うのです。
だから、カウンセリングを受けたり、講座に出たりして、
まず自分を知る、理解する努力をするのです。
それが、時に心の痛みを伴うものだとしても。
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ホメオパシーを始めて
自分自身の心の奥を見られる
=自分自身を知る・理解するようになり、
ある意味、私の心の断捨離が始まって、
あれから13年以上。
特にこの5年間は
リチャードさんの言葉をいつも心に置いて
少しずつ少しずつ
自分のペースで自分の心に向き合ってきて、
少しずついろんなことを手放してきて、
今、また新たな展開が来ている気配がするのです。
そして今、
この心の断捨離作業を共有し、
協力し合える仲間に恵まれていることが
めちゃくちゃ幸せなのです。
あ、
私はひとりじゃなかったんだ、と・・・
導いてくれる師の方々だけでなく
仲間にも巡り会えたんだなあ、と。
うちの中も
ガタガタと片付け続行しながら、
いっちょ気合入れて、
心の断捨離もしますとも
いつかまたイギリスに行って、
リチャードさんにも
この断捨離のこと、話したいなぁ・・・・・・