昨日

『マイヒストリーの会』なるもので、

 

自分の今までの半生のお話をしてきました。

 

 

 

２年以上参加している「聴くを磨く」講座、

この講座の卒業生の方達が中心になって始められたという

『マイヒストリーの会』。

 

 

「聴くを磨く」講座の先生であるかめさんこと

かめおかゆみこさんの言葉をお借りすると、

 

『ひとりのひとが、
９０分をかけて、
自分の半生を語り、

それを一切の口出しなく、
ただひたすら聴くという会』

 

なのです。

☆詳しくはこちら↓

http://plaza.rakuten.co.jp/kamewasa/diary/201605290000/

 

 

 

元々は東京で始まった（だよね？）この『マイヒストリーの会』、

横浜・Ｕｍｉのいえで「聴くを磨く」講座が

定期開催されるようになったこともあって、

ここでも「マイヒストリー、やってみたい！」という声が上がり、

今年の春に始まりました。

 

第１回目には

Ｕｍｉのいえの女将・まきこさんが登壇。

次は、まきこさんのご主人で、整骨院のみっちゃん先生。

その次が、大御所・かめさん。

 

どの方の半生のお話も

本当に本当に濃くて面白くて、

聴いていると

しんみりして泣いて笑って

脳内ウワァァの連続の嵐だったのですが、

 

なぜか（いや、確かに、登壇の希望はしましたけどね）

４人目のお鉢が私に回ってきた。

 

「ちょっと待て、

なんで私が、この３人の後に・・・・・(+_+)」

と、完全にビビったまんま、昨日の本番を迎えました。

 

 

（ちなみに、

Ｕｍｉのいえのスタッフであり

ここでの「聴くを磨く」講座担当である舞子ちゃんに

「シカゴだけで９０分話せる」

と言ったら、

「やめてくれ」

と止められました。

マジで、９０分以上シカゴのこと語れるんやけどなぁ～～）

 

 

 

話してみたら、

９０分がなんと短いことか。

あっというまでした。

 

私の半生の半分弱、

１８歳でアメリカ留学が終わったあたりまでしか

話せませんでした。

 

 

私がこの半生で

悲しかったこと

つらかったこと

葛藤したこと

うれしかったこと、

 

言葉にしてアウトプットしていくと

その頃の情景が目の前に広がっていって、

ひとつひとつ小さなタイムスリップをしていくようで、

 

でも

その頃の感情は

そのままを表現することがなかなかできなくて

ちょっともどかしくて。

 

 

そして、

話していくうちに

自分が予想していていなかったことが

自分の中で大きくクローズアップされていって。

 

 

 

アメリカの高校に留学していた時に

ずっと気になっていた同級生の男の子のことを話し始めると、

 

自分の中のいろいろなものが

言葉に乗って

気持ちに乗って

広がり始めました。

 

その頃のワタシ。１８歳。

 

異性への気持ち、というひとくくりではなく、

文化の違いからのカルチャーショックや

言葉の違いからのすれ違い、

自分や相手の性格の違いからのすれ違いゆえの

葛藤と、悲しみや怒りなんかの心の痛み。

思うようにコミュニケーションができない、

お互いに心が通じない、もどかしさ。

昨日も話していて言葉にしきれなかった感情が

当時はたくさんたくさんありました。

 

 

両想いになることもなく、

お互いに完全に相手を理解できたわけでもなかった。

 

でも、

彼に関わったことで

自分が経験したいろんな葛藤や痛みから得た

心の深みのようなものが、

 

彼が最後に言ってくれた

「君はそのままでいいんだよ。

そのままの君のことが好きなんだよ。」

という言葉が、

 

時空を超えて

今でも私が人として生きている上での

支えになっているんだと、

 

彼のことを

初めて何人もの方達の前で話すことで、

改めてはっきりとわかりました。

 

 

 

絵に描いたような

ハッピーエンディングではなくて

思い出すと今でも胸がチクリと痛むこともあるけれど、

 

その痛みも含めて、

今まで思っていた以上に

やっぱり私は

幸せな経験をしたのだな、と。

 

 

 

 

１月に入ったら、

『マイヒストリーの会』で、

私の半生の後半の話をさせていただく予定です。

 

自分の半生をただただ話す、

たったそれだけのシンプルなことだけど、

実はそんな機会、そうそうあるものではない。

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自分で話すということ、聴き手の感想をいただくことで

自分の半生を客観視できるだけでなく、

自分が今まで持ってきた感情の深さに

（たとえ言葉として上手に表現はできなくても）

改めて気づくことができる。

 

自分の頭の中、心の中、体の中にとどまっていた、

自分がわかっていると思っていた自分の半生が、

ただ話すことによって

今までと違った光が当たり、

自分の中で新しい広がり方をしていく。

 

これが自分が生きてきた軌跡であり、

ひとりの人間の人生の奇跡なのだ、と

じんわりとわかってくるんじゃないか、という気が

ひしひしとするのです。

 

 

 

今年（と来年）、この時期に、

この機会を与えられたことに感謝です。

来年の『マイヒストリーの会』の日が楽しみ。

 

 

追伸：

舞子ちゅわ～～ん、

シカゴのことだけを話せる日を

もう１日ちょうだ～～～～い

（え？　誰もそこまで聴きたくない？

しつれーしました）

 

 

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